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2006年9月30日 (土)

観戦対局から

\ABCDEFGH
1++++++++
2+++++○+○
3+○○○○○○○
4◇○○○○○●○
5++●○●○●○
6++●○○●●○
7+++○●●●+
8++○○+●++黒番

木曽川OP決勝からの抜粋局面です。
この時点で黒有利なのですが、1手を除いて形勢五分になります。

その1手というのがE8。その後白H7,黒C7って流れで下記局面になります。
\ABCDEFGH
1++++++++
2+++++○+○
3+○○○○○○○
4○○○○○○●○
5++●○●○●○
6++●○○●○○
7++●●●●●○白番
8++○○●●++

こうしてみれば、確かに黒悪くなさそう。
しかし、最初の局面で大抵の黒番のプレイヤーが考えていることは、「7列を真っ黒にしてはいけない」ってことだと思います。となると、仮にずっと先を読む能力があっても、1手読みでE8を切り捨ててしまい、E8を打つことはできないでしょう。黒はD2あたりでも形勢が五分なので、そこが最善と判断しE8を打つ可能性はさらに下がりそうです。
自分が不利なときに、今回のように相手が最善を打ちにくい形を作り不利を打開する技術って大事ですね。ただ、その技術の実態が私にはイマイチ分からず悩ましいのですが・・・

\ABCDEFGH
1○○○○○○○●
2++●●●●●●
3◆●●●●●○●
4●●●●●○○●
5●○●○○○●●
6●○○●●●●●白番
7++○○●●●●
8++○○+●++

再び木曽川OP決勝からの抜粋。ここで奥さんは石損して引き分け負けしちゃいます。
実戦ではここでA2B2と進んだ後、ほぼ全ての進行を数え、「引き分けだ・・・」と読みきってました。
A2と打った後のB2は必須なので、A2B2の後全手順を数えられるくらいならA2と打ったときに引き分けてしまうことは十分数えられたはず。そうすればA2は選択しないので高確率でH8を打ち勝ってたでしょう。

要するに上記局面で奥さんは、勝ちきるための要素は持っていたのに数え始めるタイミングを間違えた為に負けたことになります。
こんな感じで、「じっくり考えるべきタイミング」でちゃんと考えたかどうか?というのは勝敗に直結し、またそういうタイミングにちゃんと手を止めて考えれるかどうか?というのも実力の一部なんでしょう。

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コメント

この局面での正解出すのって難しいね。
ここから勝ち切れる手順がすぐに浮かぶ人には勝てる気しない。
ちなみにσ(^^;)は後でここの正解手を知って試しましたが、確かに勝てる(笑)しかし実戦では着想すらしなかったです。

投稿: jibakuou | 2006年9月30日 (土) 09時58分

難しいですねぇ。
着想さえすれば打てるのかな?って気もしますが、着想するのが難しい。って感じですねぇ。

投稿: しん | 2006年10月 1日 (日) 08時07分

着想するのに必要だったと思ったことは次の2点。
・上の空き個数が奇数だから逆偶数にできるかもしれない。
・白がH7と応手しても残りが偶数なので白に先に打たせる展開にできれば手が足りる。

阻害してた要因は以下の2点
・H7と応手されたら最初の構想であるウイング攻めが空振り。
・7の列が将来抜かれる可能性があるので確定石が痛そう。

着想した上で10手以上を正確に読める力がいりそうですね。

投稿: jibakuou | 2006年10月 2日 (月) 20時39分

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